鎌倉・江ノ島ハイキング
JR東日本主催の「駅からハイキング」
鎌倉/金沢街道沿いの古刹巡りに参加してきました。
その後、長谷そして江ノ島に向かい、初夏の鎌倉の散策を楽しんできました。
出発
2009年6月6日。待ちに待った鎌倉ハイキング当日。
午前5時前起床。外を見ると、生憎の雨模様…。
昨日の天気予報では、ハイキングがスタートする午前9時頃には雨もあがると報じていたのを頼みとして、出発!
車で駅へと向かう。道は、当然ながら空いていた。途中、コンビニで朝食用のサンドイッチなどを買った。
窓口が開くのが6時とのことだったが、その少し前に着いてしまった。待たなければかなと思ったところ、自動販売機に「鎌倉・江ノ島フリーきっぷ発売中」と大きく書かれていた。人気のチケットなのですね。
湘南新宿ライン
湘南新宿ラインのグリーン車。乗り心地いいのかと期待して乗り込んだのだが、ガタガタ揺れて、あまりよくなかった…。やはり、在来線ではこんなもんなんだね…。
戸塚で横須賀線に乗り換え、そのまま鎌倉駅まで。…のはずだったのだが、間違って東海道線に乗ってしまったらしく、次の大船で下り、再度、乗り換えた。まいりました…。
午前9時半過ぎ、予定より10分ほど遅れて鎌倉駅に到着。
が…、期待に反して、まだ雨がどんどん降っている状況。ガッカリしてしまった。
ま、それでも大雨でないだけいいのかな。と言うことで、元気にハイキングスタート!
金沢街道の古刹巡り
鎌倉駅~小町通り
鎌倉駅を出て、まずは「駅からハイキング」の受付を済ませた。そこで、コースの地図をもらい、雨の中を出発。まずは、鶴岡八幡宮へ向かって歩き出した。
鶴岡八幡宮へ向かう途中、コースでは若宮大路をまっすぐに進むことになっていたのだが、小町通りを進んだ。各種の店が並んでいたが、雨と言うこともあるのだろう、週末土曜日に関わらず、それほどの賑わいではなかった。途中から、若宮大路に折れ、鶴岡八幡宮へ。
鶴岡八幡宮

雨の中、傘をさしてゾロゾロと…、けっこうたくさんの人が宮内に入っていった。かく言う私も。
もう何年ぶりのことだろう。まだ金庫にいた当時、北鎌倉から鎌倉まで、やはりハイキングで歩いた記憶がある。考えてみれば、10年以上前のことではないかな…。懐かしい思い出です。
この左の大銀杏の陰から、源実朝めがけて公暁が切り込んだ。などと聞かされて、そのまねなどしたのは中学校の修学旅行のときだったろうか…。遥か昔のことですね…。
雨の中、正装をした人の列。何ごとかなと思ったら、結婚式が行われるようであった。境内をぐるっと一周した後、神楽殿の中に入った新郎新婦その他の一行。珍しいものを見せていただきました。
白旗神社
鶴岡八幡宮の境内にある、源頼朝をご神体とする神社。ひっそり静かに佇んでいるといった雰囲気の神社だが、とても神聖な感じも受けた。
源頼朝墓
鶴岡八幡宮の北東の急な階段を上がったところに、源頼朝の墓があった。荘厳な雰囲気の墓であり、雨に濡れ、独特の趣きを醸し出していた。ただ、お墓を撮るのも何だったので…、差し控えさせてもらいました…。
その代わり、その手前にある、石碑を撮らせてもらいました。
「法華堂跡」と刻まれた石碑。向こうに見える階段を上がったところに、源頼朝の墓があります。
荏柄天神社
来年の受験のためだろうか、学生が多く参拝に来ていた。さすがに天神様。受験からは遠ざかってしまっているが…、一応お祈りしてきた。いつまで経っても、頭は優秀になってもらいたいものですからね~。
鎌倉宮(大塔宮)
護良親王を祭神とする神社。入った途端、何かジメジメした感じで、また急にムシムシとした気分になり、すぐに外に出たくなるような、そんな変な心持ちになってしまった…。護良親王の無念の思いの為せるワザか…。それで、気がついたら、写真も1枚も撮らず、拝観もせずにそそくさと出てきてしまった。惜しいことをした、とは思う。ここが、今回のハイキングのメインとも言えるものだった訳だからね…。
ただ、盃割りと言うのがあったので、それはやってみた。思いっきり石に叩きつけ、見事こなごなに。とは言え、そんなに力を入れなくも割れたみたいだけどね…。とにかく、厄は払われたでしょう。
杉本寺
境内に入ると、眼前に苔むした階段が…。そこは上れないようになっていたが、年月を感じさせ、とてもいい感じであった。
横の階段を上り、庫裏の中へ。十一面観音が鎮座していたが、風格を感じさせる仏像であった。
浄妙寺
時間が押していたので、とにかく急いでここまで来たと言う感じで、あまりゆっくりとはせず、どんどん先へ先へと歩いてきたようだった。庭などもさっと見て、おしまい。
こんどは、もっとゆっくりと寺を見て回りたいと思った…。
報国寺
今回の駅からハイキング、最後のスポット。そして、一番よかっただろうなと思う。竹の寺として有名だが、まさにそのとおり。京都・嵯峨野の竹もいいが、ここの竹林もなかなかいい。のんびりとここで、何時間も時間を費やしてもいいかなと思えるくらいだった。
予定では、ここに11時くらいに着くつもりだったのだが、それより1時間以上のときが経過していた…。それでも、ここでは、のんびりと時間を費やした。
かなり広い庭一面の竹…。その中を歩いて行くと、何となく心が癒されていくようです。
ほとんど休むことなく歩きづめ…。そんな中、抹茶での休憩タイム。ほんとに落ち着いた気分になりました。
500円はちょっと高い?…、いや、この気持ちを味わえるなら、替え難いものがあるでしょう。C=(^◇^ ; ホッ♪
竹林の中から空を見上げると…、木洩れ日が眩しく、なんともきれいですね。
旧華頂宮邸
「駅からハイキング」のコースには載っていませんでしたが、報国寺から南へほんの少し歩いたところにある洋館。とても静かな佇まい。ゆっくり訪問することができました。
管理人などはおらず、邸内をゆっくり散策できました。ただ、屋敷内には入れないのは、少し残念ですが…。
外で、スケッチをしている年輩の方がひとりいました。やっぱり鎌倉ですね。
ハイキングコースによると、帰りは駅まで歩くことになっていたのだが、さすがに疲れていたので、バスで駅まで行くことにした。同じ考えの人が多いのだろうね、バス停(浄明寺前)には、けっこう待っている人がいました。
待つこと10分ほど、バスが来たが、座れませんでした…。途中、けっこう車の渋滞はあったものの、13時半前には鎌倉駅に到着。
これで、「駅からハイキング」のコースは終了です。
長谷寺
ここからは、「駅からハイキング」とは別コース。オリジナルコースを進みます。と言って、予定よりだいぶ(1時間ほど)遅れてしまったので、端折って進むことになってしまったのですけどね…。
まずは、鎌倉駅から江ノ電に乗り、長谷駅へと。久しぶりの江ノ電。なかなかいいものです…。で、乗って5分くらい、あっと言う間に到着。駅から歩いて10分ほどで、長谷観音の長谷寺に到着です。
長谷寺
鎌倉に到着して以来、降ったり止んだりしている雨。まだ、相変わらず降り続いています。そんな中、やっぱり人気があるんですね。長谷寺は、けっこうの人出です。傘を差しながらの散策は、ほんと面倒なんですが…。
境内に入ると、まずは池の花菖蒲が迎えてくれます。ほんと、雨に濡れてきれい、艶やかです。
階段を上り、観音堂へ。中には、見上げる高さの十一面観音像。きらびやかでした。その後、宝物館へも行きたかったのだが、時間を考えて中止。
長谷寺の名所、あじさいの散策路へ。ここが、すごい行列。そのまま進んだのでは何分かかるかわからないほどの人また人なので、横の列をどんどん進んで行った。
途中、何度か立ち止まり、あじさいの光景を眺めていた。
ほんと、いろんな種類(40種類以上、2,500本とか)のあじさい。ずっと見ていても、見飽きない眺めです。
あじさいを満喫した後、境内の東の方にある弁天窟の中に入ってみた。洞窟の中、弁天様とその眷属である十六童子が祭られているが、蝋燭の灯火の中、不思議な雰囲気でした。
長谷寺の後、高徳院・長谷大仏をお参りするつもりだったのだが、ここまでで時間がだぶ経ってしまったので、残念ながら中止とした。 またのときに、来てみたい。
しらす料理
長谷駅からまた江ノ電に乗り、しばらく車窓の景色を眺めていた。稲村ガ崎駅を過ぎ、七里ガ浜駅の辺りからは、目の前が開け、海岸線が眺められた。
次の鎌倉高校駅は、ドラマや映画のロケなどで有名なところなので、そこで降り、少しだけ海を眺めていようと思っていた。が、やはり時間が押していたので、そのまま通過…。いつかまた、来られるかな…。
しらすや
腰越駅、ここで電車を降りた。
歩くこと数分、ここでお昼を食べよう。そう決めていた食堂、目指す「しらすや」が見えてきた。事前にグーグルマップで見たとおりの建物だった(当たり前だね…)。さすがに人気店、午後の2時半を過ぎていたが、店はけっこう込んでいて、外で少し待った。
しらすづくしと旬の魚(かます)の刺身を食べた。かます、美味しかった。しらすも、生しらす・釜茹でしらす・佃煮とみな美味しかった。他の魚も食べてみたいと思った。もう一度、ぜひまた来てみたい。そう思った。
江ノ島・片瀬海岸
「しらすや」を出て、そのまま海岸の方へ。道を曲がると、もうすぐに海辺へ出た。
そのまま、海岸沿いを江ノ島方面へ向かって、のんびりと歩いていった。
片瀬海岸からの江ノ島
まだ海開き前と言うことで、海水浴客はいなかったが、海の家の準備は着々と進んでいるようで、その作業をしている人が。また、海にはサーフィンやウィンドサーフィンをしている人がたくさんいた。
すぐそこに江ノ島が。この景色、やっぱりいいですね…。
江ノ島大橋までのんびりと歩いていき、そこを左折すれば江ノ島だが、地下道に入り、突っ切っていった。
今度また来るときは、江ノ島に行ってみよう。
新江ノ島水族館
江ノ島大橋を過ぎると、向こうに新江ノ島水族館が見えてきた。もうここは、鎌倉市ではなく、藤沢市。古都からレジャーの町へ。少し雰囲気も違うのかな…。
新江ノ島水族館
立派な水族館です。入場料も2,000円と、立派です…。
中央に大きな水槽がひとつ。たくさんの魚が泳いでいます。その周りには、小さな水槽にいろんな魚たちが。見飽きません。
4時からイルカショーがあるとのことで、会場へ行った。ミュージカル風のショーで、女性4人とイルカのコラボレーションだった。けっこう見ごたえがあった。
帰途
5時少し前、帰途の準備に…。
5時で、新江ノ島水族館も江ノ島の施設も、すべて終わりになってしまうとのことで、仕方なく帰ることに…。もう少し遊んでいたかった。日の入時間は7時近くと、かなり日が伸びているのにね…。
片瀬漁港
片瀬漁港から見た江ノ島。こちらから江ノ島を見ることってあまりないからね。何か、ちょっと新鮮な感じでした。
片瀬江ノ島駅
小田急江ノ島線の片瀬江ノ島駅、中華風の変わった駅舎です。遠くから見て、何だろう…と思いました。
江ノ島駅
江ノ電の江ノ島駅、江ノ電でこの駅までは来ませんでしたが、江ノ島方面から歩いてきて、右手にありました。
湘南モノレール
湘南江ノ島駅からモノレールに乗った。駅舎はビルで、あまりに目立たな過ぎです…。4階がモノレール乗り場、高いところを走ってるんですね。
出発、その加速にけっこうビックリ。乗り心地は…、あまりよくありません、実際のところ。でも、何かモノレールっていいですね。15分ほどで大船駅に到着しました。車窓には、大船観音の姿が。何か、不思議な感じの観音様ですよね、大船観音って…。
大船駅~帰途
大船駅で、夕食の駅弁を買おうと右往左往…。なかなか気に入ったのが見つかりません…。結局、最初に見た、「特上鯵と小鯛の押寿し」に。それを持って、東海道本線に乗り込んだ。思いの他空いていて、悠々と座ることができた。その後も、東京駅までそれほど混雑することもなく到着。
東京駅、駅構内をのんびりと散策。ま、たまにはね。
「BURDIGALA」と言うパン屋さんで、軽くパンを購入。けっこう美味しそうなパンをたくさん売っていた。
東京駅からは、新幹線で。行きは湘南新宿ラインで、かなり疲れてしまったので、帰りは新幹線でゆったり行こう、と。
夜の9時過ぎ、予定よりも少し早く到着。
お疲れさま。楽しい一日でした♪
今日一日、とてもお世話になった「鎌倉・江ノ島フリーきっぷ」です。